不動産取引における司法書士の役割とは

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2024年06月19日

不動産取引における司法書士の役割とは

不動産売買契約後の
不動産の取引時における司法書士の役割は大変重要です
主な役割とその詳細を説明いたします。

1. 不動産登記の手続き

所有権移転登記
売買契約が成立した後、所有権の名義を売主から買主に変更する手続きを行います。これにより、買主が正式な所有者として認められることになります。

抵当権設定登記
住宅ローンを利用する場合、金融機関が借入金の担保として不動産に抵当権を設定します。司法書士はこの抵当権の設定登記を行います。

住所変更登記
不動産売買契約の売主の登記住所と現在の住所が異なっている場合、現住所に住所変更登記を行います。



2. 売主、買主の本人確認および意思の確認

本人確認作業
取引や契約の当事者(個人または法人)代理人が関与する場合、その代理人に対して公的身分証明書の提示(運転免許証、マイナンバーカード等)により顔写真と本人の顔を直接照合し確認します。

意思の確認
売主買主に対し、売買の意思を直接面談により確認します。


3. 立会いおよび説明

立会い
引渡しの場に立ち会い、契約が適切に履行されることを確認します。

説明
不動産取引に関する法的な説明を行い、当事者が理解した上で手続きを進められるようサポートします。


4. 登記申請および完了確認

登記申請
不動産登記所に対して、必要な登記申請を行います。オンラインでの申請も増えています。

完了確認
登記が無事に完了したことを確認し、当事者に通知し、買主には登記所から新たに通知される書類(情報)登記識別情報を手渡します。


登記識別情報とは、従来の登記済権利証に代わるもので、不動産の名義変更された場合に新たに名義人となる人に登記所から通知される書類(情報)です。
登記識別情報は、12桁の符号(パスワード)で、不動産及び登記名義人となった申請人ごとに定められます。
この登記識別情報は、本人確認手段の一つであり、所有権を取得し名義人となった後に、別の所有権移転登記手続きをする際などに、登記名義人本人による申請であることを登記官が確認するため、登記所に提供が必要になります。
まとめ
司法書士は、不動産取引が法的に安全かつスムーズに行われるよう、専門的な知識と経験をもとに幅広いサポートを行います。このように司法書士に関与してもらうことにより、取引の当事者は安心して契約を進めることができるのです。
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